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- ファルコン昆虫記(731)路上で休憩【ウスバキトンボ】
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飛翔能力の高い【ウスバキトンボ(薄羽黄蜻蛉)】が、珍しく路上で休憩していました。
めったに休憩することのない「トンボ」で、とまるとすれば枝を抱きかかえるようにぶら下がる姿勢を一般的には取ります。
秋の季節到来を告げるかのようにお盆の頃にたくさん発生することから、別名「精霊とんぼ」や「盆とんぼ」と呼ばれています。
成虫の体長は5センチほどで、翅の長さは4センチほどの中型の「トンボ」です。
和名通り翅は薄くて透明で、後翅の幅広い基部は黄色に染まり、前身が薄い黄褐色で、腹部の背中側に黒い縦筋が入り、それを横切るように細い横縞があります。
寒さに弱い「トンボ」ですので、日本で越冬はできません。
東南アジアからか小笠原当たりなのかルーツはわかりませんが、南方より春先に渡来した【ウスバキトンボ】の第一世代がまずは大二世代を残します。夏場では卵から成虫まで約40日間ほどで次世代が生まれ、その繁殖の早さは他の「トンボ」に比べて群を抜いている早さで日本を北上、北海道当たりで寒くなり死滅してしまいます。
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