1997年『蒼龍』で「オール読物新人賞」を受賞して作家デビュー、2002年『あかね空』で「第126回直木三十五賞」を射とめている著者です。
本書は二部に分かれており、第一章は『天理時報』(天理教道友社)、第二章は『時字随想』(読売新聞)と『1194』(三井ビルテクノサービス)に書かれたエッセイ集です。
数多くの転職経験のある著者が、まっとうな大人の振る舞いを説いていますが、どれも心優しい目線を感じる内容です。
特に市井で細々と商売をされている、中華料理屋「来々軒」や市場の肉屋さん、アサリ売りのお婆ちゃん、蕎麦屋の店員さん、熱海の食堂の女将さんなどの逸話は、庶民派のエッセイとして心に残り、ホッコリとした気分にさせてくれます。
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Posted at 2016-03-25 17:04
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Posted at 2016-03-25 17:27
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