【オオシマザクラ(大島桜)】は、大島をはじめとする伊豆諸島に自生しているのが名称の由来で、古くから薪炭用として植えられていたため、「タキギザクラ」の別名があります。
本種は、「エドヒガン」との一代交配種として「ソメイヨシノ」などの園芸品種を生み出している野生種です。
花期は3月~4月にかけ咲き出し、葉の成長と共に枝の先端から数輪の白い5弁花を咲かせます。
葉は長さ5~10センチ程度で、先端が尖った倒卵形もしくは楕円形で互生、細かい鋸歯をもち、晩秋に紅葉する落葉高木です。
和菓子の「桜餅」は、この【オオシマザクラ】の若葉を塩漬けしたモノが用いられ、独特の香りは「クマリン」という成分が主体で、秋の七草 である「フジバカマ(藤袴)」と同じ香りです。
右上の花弁に、長さ4ミリほどの黒い糸状のモノが写っていますが、孵化したばかりの毛虫ですが、さすがにこの大きさではどの「蛾」の幼虫かの同定は難しいのですが、バラ科に発生する「オビカレハ」の幼虫かなと見ています。
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Posted at 2016-04-04 15:40
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Posted at 2016-04-04 15:45
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