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- ファルコン昆虫記(779)ザイフリボクの枝に【ウメケムシ】
細長い白い花弁のはなを咲かせる 「ザイフリボク」 ですが、なんと【ウメケムシ(梅毛虫)】の大きな巣ができていました。
白い巣の中には体長15ミリほどの幼虫の姿が確認できますが、これだけの巣の大きさですと、きっと何百匹という毛虫の数だと思います。
【ウメケムシ】は、チョウ目カレハガ科の「蛾」である 「オビカレハ」 の幼虫の俗称で、また、糸で巣を作り集団生活をしていますので「天幕毛虫」とも呼ばれています。
夏に羽化した成虫は、細い枝に卵塊で産卵、卵はそのままで夏を越し、越冬します。
早春に孵化した一齢幼虫は、新芽や花蕾を食べ始め、四齢幼虫まで仲間で集合する性格があり、夜になると集団で巣から出て猛烈な勢いで新芽や花蕾・若葉を食害していきます。
梅・桃・すもも・あんず・リンゴ・ナシ・バラなどの「バラ科」などを中心としていますが、ヤナギやクヌギなども食べる雑食性の害虫です。
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