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- 今年の読書(84)『死の舞い』佐伯泰英(新潮文庫)
l<新・古着屋総兵衛>シリーズとして、 『八洲探訪』 に次ぐ、第12巻目が本書です。
長崎伊王島沖合に二百年も前のガリオン船が現れ、仮面をつけた戦士たちが、船上で怪しげな舞いを続けています。江戸では、一番番頭の<信一郎>と<おりん>の祝言に合わせて新居の建設が順調に進む中、五回目の大古着市の準備が進んでいました。
ガリレオ船の仲間たちか、大黒屋周辺にも怪しげな舞いを舞う者たちが現れ、総兵衛の婚約者<さくら>の母親<九条文女>を誘拐されてしまいます。
相手方は、禁断の領域に踏み込んできただけに、次巻の総兵衛の反撃が楽しみです。
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