神戸ご当地(784)一般公開「みなと異人館」@ポートアイランド北公園
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1906年(明治39年)に、貿易商を営むアメリカ人<ヘイガー>の自邸として北野町4丁目に建設され、1949年(昭和24年)からは、日本郵船の船員寮として使われていた異人館です。当時、船員寮は、東棟、西棟の2棟で構成されていました。東棟(旧ワサ・ダウン住宅)は香川県高松市の四国村に移築され、西棟は1978年(昭和53年)に神戸市の所有となり、1981年(昭和56年)の神戸ポートアイランド博覧会開催前にポートアイランド北公園に移築されて「みなと異人館」として公開されました。
館内は1、2階とも明治時代の西洋館の雰囲気を損なわないように内装・調度が統一されています。2階の展望室から神戸大橋と神戸港の船客ターミナル群を一望できるというロケーションに移築されています。
公開後は喫茶店や休憩・展示スペースとなり、1998年4月からは目黒雅叙園によって結婚式場としても利用されていました。しかし、老朽化のため、2008年7月20日付でいったん閉館されます。
閉鎖から4年後の2012年9月に、神戸市に本社を置くシスメックスが神戸市と10年間の賃貸借契約を結びました。シスメックスは建物を改修の上、ゲストハウスとして使用しています。
通常は一般には非公開ですが、2013年12月1日に5年半ぶりとなる一般公開を行い、以後定期的に一般公開を実施されていました。台風による損傷の程度は不明ですが、早い復旧を願っています。