「新型ディーゼルカー2600系」@JR四国
Dec
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この日は、初列車となる特急「うずしお9号」徳島行きの出発に合わせて、高松駅で出発式を実施。
この2600系は、現在活躍しているJR四国の特急用ディーゼルカー2000系の老朽置換え用として登場。台車に取り付けられた「空気バネ」の高さを空気圧で変えて車体を傾け、カーブを通過する際の遠心力を抑えることで、カーブを高速で通過できるようになっています。
デザインは「Neo Japonisme(ネオ ジャポニズム)」というコンセプトで、日本の伝統意匠を現代風にアレンジ。四国の豊かな自然に映えるディープレッドを基調に、吉兆を表す赤と金色が配されています。車内も「和」の柄を取り入れ、座席のモケット(表地)は車両ごとに臙脂(えんじ)と紺を使用。それぞれ味わいの違いを楽しめるようになっています。
今後、2600系は高松~徳島間を走る特急「うずしお」として、1日3往復が運転される予定です(車両の検査などにより、ほかの車両で運転される場合もあり)。
なおJR四国では、今後新製する特急型ディーゼルカーは2600系をベースとし、車体傾斜方式に2000系などで実績のある振子方式を採用することを決定。2600系は、いま在籍する4両だけの「レア車両」となる模様です。