3月11日の香港立法会(議会)の補欠選挙で、香港の選挙管理委員会は27日、中国に批判的で、2014年9月26日に香港で起きた大規模な民主化要求デモの「雨傘運動」を主導した学生団体であり、香港の「民主自決」を訴える政党「香港衆志」(デモシスト)常務委員で1月18日に立候補を届けていた香港バプテスト大学生の<周庭(アグネス・チョウ)>さん(21)の立候補を認めないとの決定をしました。
判断の理由として香港政府は、<周庭>さんが所属する政党「香港衆志」が主張している「民主自決」が「香港は中国の不可分の一部」とする香港基本法(憲法に相当)に抵触し、議員の職責を果たせないと説明しています。「民主自決」も“独立派”と同一と見なしたようです。
これまで香港独立を強く訴える候補者を拒んだ例はありましが、<周庭>氏は香港独立を自ら主張しておらず、今回はより穏健な勢力に排除の対象を拡大した模様です。
選管は2016年9月の立法会選挙から、「香港は中国の不可分の一部」と定める香港基本法を順守するとの確認書の提出を立候補予定者に義務づけています。独立の動きを認めない中国政府の意向を受けた措置とされ、香港独立を主張する「本土派」の人たちの出馬が認められませんでした。
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Posted at 2018-01-28 01:16
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Posted at 2018-01-28 01:19
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