< 高速船「ビートル」(画像:JR九州高速船) >
対馬市(長崎県)と九州郵船、JR九州高速船、JR九州は昨日5月17日(木)、福岡の博多と韓国の釜山を結ぶ国際航路で、国内旅客と国際旅客を1隻の船舶に乗せる「旅客混乗便」を日本で初めて就航させると発表しています。
7月23日(月)から、JR九州高速船の運航する「ビートル」の一部便が対馬市北部の比田勝港に寄港。博多~釜山間の国際旅客とともに、博多~比田勝間では国内旅客も輸送します。5月9日(水)に国土交通省から運航許可が下り、実現します。
現在、博多~比田勝間を移動するには、九州郵船のフェリー(所要約6時間)か、対馬南部の厳原港を発着する壱岐経由の航路を利用する必要があります。7月に高速船「ビートル」の旅客混乗便が就航すると、博多~比田勝間は2時間10分に短縮されます。
「ビートル」の旅客混乗便に乗船する際は、国内・国際問わず、乳幼児を含む全乗船者に、公的機関が発行する顔写真付き身分証(島民カード、運転免許証、旅券など)の所持が義務付けられます。また、船内では座席の一部を国内旅客用として区分。混乗による不法入国や密貿易などを防ぐため、国際旅客と国内旅客をカーテンで仕切って分離し、さらに監視員や監視カメラを配置します。
旅客混乗便の就航にあわせ、今回4者は、対馬地域と九州、韓国南部を結ぶ広域的な観光交流を推進するため、「国内混乗便を活用した観光交流に関する連携協定書」を締結。今後、旅客混乗便の利用促進や新たな観光コースの企画提案、対馬地域の観光開発に関することなどについて、連携・協力して取り組んでいく方針です。
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