ファルコン植物記(1988)【クロヒエ】
May
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「ヒエ」は「イヌビエ 」より栽培化され、穎果を穀物として食用にする農作物です。栽培化が行われたのは日本列島を含む東アジア領域と推測されています。
日本列島、朝鮮半島、中国東北部といった東北アジアを中心に栽培される品種群と、中国雲南省を中心に栽培される「麗江ビエ」の2大品種群に分かれます。
「ヒエ」は、粘り気が比較的強い「もち」とよばれる品種と,粘り気が少ない「うるち」とよばれる品種にわかれ、「コメ」のように食用にする穀物です.