トヨタ自動車は、2017年の東京モーターショーで事前に公開されていた新型センチュリーを、正式に発売しました、企業の役員車や公用車として使われる最高級セダン「センチュリー」を21年ぶりに全面改良しています。月販目標台数は50台で、生産はトヨタ自動車東日本 東富士工場で行なわれます。
3代目となる新型は、車体内外の塗装などに「匠の技」を取り入れて豪華さを演出し、初めてハイブリッド車(HV)にして燃費性能も向上させています。後部座席の快適性を重視して開発し、自動ブレーキなどで安全性も高めています。
車体前面に装着した鳳凰(ほうおう)の紋章は、職人が金型を約1カ月半かけて手彫りしたという。外観の塗装は、熟練の技術者が素手で仕上がりを確認しながら細かく修正しています。遮音材も手作業で取り付け、車内に入る騒音を大幅に減らしています。
「センチュリー」は1967年に初代が発売され、皇族や企業経営者らに愛用されてきました。新型は排気量5000ccのエンジンを搭載したHVで、燃費はガソリン1リットル当たり13・6キロ。希望小売価格は、先代の最終期(1253万8000円)から約700万円アップとなる1960万円です。
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