タイルの数で分かりますが、昨年も同じ場所で見つけました
【テッポウユリ】 です。
昨年は、どこからか風に飛ばされた種子が階段の隙間から花を咲かせ、一輪咲きでした。今年は地下に大きな球根が育ったのでしょうか、三輪咲きとして大きく成長したようです。
【テッポウユリ】は、台湾固有種で、19世紀にイギリスに導入され、日本では1924(大正13)年に園芸用に移入された帰化植物として全国に広く分布しています
ただし本種はいわゆる連作障害が出やすいと言われ、一時的に根付き拡がっても数年経つと姿を消す場合が多いようです。種子を多く付け、種子は新たな原野を求めて風に乗って各地に拡がります。種子が辿り着いたその地が伐採などで一時的に明るくなると生育して勢力を拡げ、ときに群生して大きな花を咲かせるも、数年経つとまた他の地へ旅立つように去ってゆくようで、この場所でいつまで楽しめるのか気になるところです。