「月表面の水」@米航空宇宙局
Aug
22
米国のハワイ大とブラウン大、NASAのエームズ研究センターのチームが協力し、インドの宇宙研究機関が打ち上げた月探査機「チャンドラヤーン1号」の観測データを分析しました。
月面に十分な量の利用可能な水があれば、米国が再開を目指す有人での月面探査に弾みがつくだけでなく、将来の月面長期滞在への展望も可能になります。
観測された氷の大半は、極地に近いクレーターの影にまばらに散らばっています。日光が差し込まないため、気温は最高でも氷点下157度。南極の氷がクレーターに集まっているのに対し、北極の氷はより広範囲に点在しているといいます。
NASAの研究者は、利用可能な水を容易に抽出できるかどうかはっきりせず、いずれは月表面の複数の場所で探査する必要があるとしています。