<朴槿恵前大統領>@控訴審
Aug
24
一審のソウル中央地裁は4月6日、<朴>被告に懲役24年、罰金180億ウォン(約18億円)を宣告。検察側が不服として控訴し、一審同様、懲役30年、罰金1185億ウォン(約118億円)を求刑していました。
控訴審の裁判長は「<朴>被告は、国民から委任された大統領の地位と権限を乱用し、企業の財産権や経営の自由を甚だしく侵害した」と判断。「憲政史上初めて、弾劾決定による罷免という事態を招いたにもかかわらず、全面否認し、反省の様子も見せず、責任を周囲の人物に転嫁する態度を示した」と批判した。さらに「正当な理由なしに、出廷を拒否し、真相究明を期待する国民の願いも無視した」と指摘しています。
<朴>被告は親友の<崔順実>被告(62)らと共謀して設立した財団への出資を大企業に強要、サムスングループやロッテグループから多額の賄賂を受け取ったとされています。<崔>被告はこの日の控訴審で、一審同様、懲役20年の実刑を言い渡されました。罰金は一審の180億ウォンから200億ウォンに増額されています。
<朴>被告はこれとは別に、在任中、情報機関の国家情報院から多額の裏金を受け取ったとされる事件などで、懲役8年の判決を受けています。