神戸：ファルコンの散歩メモ

今夜、オリオン座流星群の活動がピークを迎えますが、日本列島は高気圧に覆われて広い範囲で晴れるため、ほとんどのエリアで流星観測ができそうです。

オリオン座流星群は毎年１０月２１日頃に活動のピークを迎える流星群で、例年ピーク時には、観測条件のいい場所で１時間に１５個程度、市街地近郊など空の明るい所でも１時間に５個程度の流星数が期待できます。

ただ、今年はピークの夜に満月前の明るい月が輝いているので、月が沈む２２日未明頃までは空の条件のいい所でも期待できる流星数は１時間に５個程度となりそうで、少しでも多くの流れ星がみたい方は、月明かりの影響がなくなる２２日未明頃からの観測がオススメです。

流星群に属する流れ星は、「放射点」と呼ばれる天球上の一点から四方八方に流れますが、放射点の近くほど流れ星が多いということはありません。

今夜は満月前の明るい月が２２日の未明頃まで輝いているため、放射点の位置は気にせずに、月を視界に入れないようにしながら、広い範囲をぼんやりと見るようにしてみて下さい。

また、オリオン座流星群の放射点の周りには、冬に見頃を迎える星座の一等星がぐるっと取り囲む様に輝いています。これらの星は月明かりがあってもしっかりと見ることができるので、流れ星を待つ合間に賑やかに輝く冬の星々を楽しむのも良さそうです。

２０１８年のオリオン座流星群の活動のピークは１０月２２日（月）の午前２時頃と予想されていますが、オリオン座流星群は極大日の前後数日は出現する流星数があまり変化しないので、活動のピークがなだらかな流星群といえます。