大型パラボラアンテナ@宇宙航空研究開発機構(JAXA)
Dec
15
アンテナは反射鏡の据え付け工事が終わり、白く雄大な外観を現しています。来年12月に小惑星探査機 「はやぶさ2」 と交信して試験運用を始めることを目指しています。
新アンテナは、臼田宇宙空間観測所(佐久市上小田切)にある老朽化した直径64メートルの現アンテナの後継になります。直径54メートルとやや小ぶりですが、現行のものより高い通信周波数帯を備え、受信性能の向上を図っています。
小惑星「リュウグウ」の試料採取に挑む「はやぶさ2」のほか、10月に打ち上げられた 水星探査機「みお」 と交信する役割を担います。製造した三菱電機によると、重さ約2200トンで、日光や風の影響で精度を落とさないよう、さまざまな工夫を施したといいます。