神戸ご当地(1052)「ロングノーズガー」42歳@神戸市立須磨海浜水族園
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多くの飼育魚が死滅した阪神・淡路大震災時には、同園の水槽や酸素ボンベ、温度管理機器などが損壊し、酸素不足や寒さで大半の魚が死んでしまう甚大な被害を受けました。しかし、北米産で寒さに強く、「長い鼻」を水面に出して直接呼吸できる「ロングノーズガー」は見事に生き残り、世界最高齢の記録を更新し続けています。
1967年に米国の水族館から同園に贈られた親魚が、10年後の77年に産卵。その中から生まれた約200匹のうち、現在生存しているのはこの個体のみで、2014年に世界最高齢を記録しました。
「ロングノーズガー」はその名の通り、先端に鼻が付いた長い口が特徴。主に北米の河川や湖に生息しています。成魚は体長2メートルにまで成長しますが、同個体は体長約70センチと小さく、あまり動かず、体力を静かに温存してきたので長生きできているのではと推測されています。