「ノートルダム大聖堂」屋上再建案
May
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仏政府は先月、尖塔(せんとう)再建で 国際コンペの実施を発表 しています。国内外の建築家がインターネット上で計画を競い合い、仏紙が人気投票を行うなど活気づいています。
「緑の温室」を提案したのは、パリの建築事務所「NAB」。屋根や尖塔をガラス張りにし、森の回廊を作るもので、「屋上をパリ市民の憩いの場として蘇らせる」と意気込む。尖塔には養蜂場を設け、ハチミツを採取する計画だとか。
ブラジルからは「屋根を全面ステンドグラスにする」という提案が出ています。紫外線防止効果のあるガラスを使い「ゴシック建築の美観を保ち、文化財の内部を保護する」といいます。
パリの建築家<クリストフ・プランゲ>さんは、光だけで塔を演出するデザイン案を発表。「聖書の『光あれ』という言葉にヒントを得た。市民が心を寄せるモニュメントにしたい」と意気込む。このほか、炎や船をイメージした尖塔デザインもだされているようです。
仏下院は今月10日、寄付金の税控除などを定めた再建法案を可決しましたが、論議は大荒れになりました。<マクロン>大統領が「5年以内に再建を目指す」との方針を示したことに対し、「歴史芸術に手を加えるな」「大統領が再建を急ぐのは自分の手柄にしたいから」などと野党が攻勢に出ています。
先月末には、学者や文化財専門家1000人以上が「拙速に再建案を決めるべきではない」とする連名書簡を発表し、大統領にクギをさした形です。世論調査では国際コンペに反対し、「火災前の姿の忠実な復元」を求める声が54%を占めています。大聖堂は12世紀に着工。焼け落ちた尖塔は19世紀に造られています。
Posted at 2019-05-13 14:08
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Posted at 2019-05-13 15:12
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