地図記号「自然災害伝承碑」@国土地理院
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地理院によると、これまで約200の自治体から、約600基の碑の位置や内容などの情報が寄せられ、今回は、鬼怒川が決壊した2015(平成27)年9月9日~11日の常総水害の碑など、27都府県の158基を公開しています。掲載を順次進め、残りの碑も年内に公開される予定です。9月以降に刊行する紙の地図にも載せられます。
ウェブ版の「地理院地図」では、伝承碑の地図記号をクリックすると、碑の写真のほか、建立された年や災害の情報も見られます。洪水や津波、土砂災害、火山災害など災害種類ごとの表示もできるとのこと。
新たな地図記号の制定は13年ぶり。昨年の西日本豪雨で被災した広島県坂町では、明治時代の土砂災害を伝える碑の内容が地元であまり知られず、再び大きな被害に遭いました。このため、教訓の発信で被害の軽減に役立てようと、地図上の表示が計画されました。