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- 消防用ロボット部隊「スクラムフォース」配備@千葉県市原市消防局
< 放水砲ロボット「ウオーター・キャノン」(画像:市原市) >
千葉県市原市消防局は、石油化学コンビナートなどでの特殊災害に対応する消防用ロボットを全国で初めて実戦配備し、八幡消防署に十一人体制の消防ロボット部隊「スクラムフォース」を発足させています。
2011年3月11日に発生した東日本大震災では、市原市の液化石油ガス(LPG)貯蔵施設で大規模な爆発を伴う火災が発生。高温などで消防隊員が近づけず、消火活動が難航しました。この教訓から、総務省消防庁は2014年から5年間で約13億8000円を投じ、消防ロボットの研究と開発を進めてきました。
配備されたのは、飛行型偵察監視ロボット「スカイ・アイ」、走行型偵察監視ロボット「ランド・アイ」、放水砲ロボット「ウオーター・キャノン」、ホース延長ロボット「タフ・リーラー」の四台と、指令システムを搭載する搬送車両です。
活動時は上空と地上から二段階で状況を把握した上で、ポンプ車とホースを連結して放水。移動経路や風向きなどは指令システムが解析し、最適な消防活動方針を隊員に提案する。総務省消防庁によると、ロボットには熱を反射する特殊な加工や内部に冷却機能を備え、十時間連続で活動できるといいます。
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