「キンギョ」のゲノム(全遺伝情報)解読@大阪大学
Jun
26
ゲノムは生物の設計図ともいわれ、さまざまな形態を持つ「キンギョ」の進化や、ヒトなど同じ脊椎動物の体の形が決まる仕組みの解明に役立つといいます。
「キンギョ」には、視力の低下などを来すヒトの難病「網膜色素変性症」などに似た病気があり、治療法研究への応用も期待されるとしています。
コイ科フナ属の「キンギョ」は、「フナ」の突然変異を人為的に選択し、観賞用に交配を重ねた結果生まれた観賞魚で、原産地は中国。中国のフナ(鯽、チイ)の突然変異種である「ヒブナ」を改良したものです。主に東アジアで品種改良が進められ、『金魚養玩草(きんぎょそだてぐさ)』によれば、室町時代の文亀2年(1502年)に和泉国堺(現在の大阪府堺市)に渡来したと記述されています。