人気ベテラン業師、元関脇で西十両11枚目の<安美錦(本名・杉野森竜児)>(40・伊勢ケ濱)が大相撲名古屋場所10日目の16日、現役引退を表明しました。15日までに師匠の<伊勢ケ浜親方>(元横綱旭富士)に引退を申し入れ、了承されています。この日、日本相撲協会に引退届けを提出します。
今場所2日目、<竜虎>戦(尾上)で古傷の右膝を負傷し休場。当初は再出場する考えを示していましたが、予想以上に回復が遅れて断念し、再出場は厳しく来場所、幕下陥落が確実となる状況でした。
1997年1月の初土俵、2000年名古屋場所で新入幕。23年の土俵人生で、右膝は靱帯、半月板と何度も重傷を繰り返し、左アキレス腱も断裂した。ボロボロの下半身ではい上がり戦う姿はファンの胸を打ちましたが、もはや限界のようです。関取在位117場所は<魁皇>と並びトップタイ。40歳7カ月の年長関取は<旭天鵬>に次ぎ歴代2位。年寄<安治川>の名跡を取得しており今後は親方として後進の指導に当たります。
生涯戦歴は、907勝908敗54休(135場所) 幕内戦歴は、678勝730敗47休(97場所) 、幕内在位97場所は歴代3位に並び、三賞受賞は同10位タイの12度(殊勲4、敢闘2、技能6)。現役最多タイの8個の金星を獲得しています。
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