日本統治時代に建設された鉄道施設などが保存されている花蓮鉄道文化園区(花蓮市)内の「中山堂」が文化部(文化省)から補助金を獲得し、「花蓮鉄道電影院(映画館)」として活用されるようです。設備の拡充が進められ、来年末ごろ完了する予定だといいます。
園区は旧花蓮駅があった場所に位置しており、日本統治時代に鉄道部花蓮港出張所として使われていた木造建築などが残されています。「中山堂」は台湾鉄路管理局(台鉄)の職員が集会や娯楽活動を行う施設として使用され、2002年に花蓮県文化局に移管されてからも音楽会や講座、映画鑑賞会などが催されていました。日本式建築ながらも、西洋の影響を受けた装飾が複数施されており、室内にはヒノキの香りが漂うとか。
文化部から1100万台湾元(約3800万円)の補助金を獲得。デジタルシネマプロジェクターやスクリーン、音響設備などを設置します。自主制作映画のほか、台鉄との連携で、鉄道の発展に関するドキュメンタリーや国内外の鉄道に関連する映画が放映される予定です。
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