北欧ミステリー『ボーダー 二つの世界』公開
Oct
8
本作は、イラン系デンマーク人の新鋭<アリ・ アッバシ>監督(38)とスウェーデンのスティーヴン・キングと称され『ぼくのエリ 200 歳の少女』の原作者<ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト>(50)が自身の原作を共同で脚本を手掛けた作品で、昨年の第71回カンヌ映画祭で最も話題となった作品です。
物語は、生まれつきの醜い容姿に悩まされ、孤独な人生を送る税関職員の「ティーナ」(エヴァ・メランデル)は、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける特殊能力を持っています。ある日、彼女は勤務中に奇妙な旅行者「ヴォーレ」(エーロ・ミロノフ)と出会います。「ヴォーレ」を見て本能的に何かを感じた「ティーナ」は、後日、彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供します。「ティーナ」は次第に「ヴォーレ」に惹かれていきますが、彼には「ティーナ」の出生にも関わる大きな秘密がありました。