(画像:ウェザーニュース)
極めて多くの流れ星が飛ぶ流星嵐を起こすことで知られる「しし座流星群」の活動が極大に近づいています。出現のピークは明日18日(月)昼過ぎですので、日本では今夜遅くから18日(月)の明け方が見頃となります。
国立天文台によりますと近年の活動は低調で、さらに今年は20日が下弦前の月ということで夜空を照らすため、流れ星はほとんど見えないかもしれません。見えたらラッキーです。気楽に流星を探してみてください。明け方になるとしし座が南の空高くに昇り、観察しやすくなるといいます。
「しし座流星群」は、33年周期で地球に近づくテンペル・タットル彗星がまき散らしたちりの帯に、地球が突っ込むことで起きる流星群。しし座から放射状に飛ぶように見え、2001年には1時間に千個以上の流れ星が観察されました。
「しし座流星群」の特徴は、流れ星の速度は秒速71kmに達し 、国際天文学連合がまとめた64の主要な流星群の中で、最もスピードが速い流星群とされています。
よく流れ星が流れている間に3回願い事をすると叶うと言われていますが、願い事を唱えるのが一番難しい流星群です。
また、「しし座流星群」は全体的に明るい流れ星の割合が高く、火球と呼ばれるひときわ明るい流れ星も多く観測されます。明るい流れ星が流れた後、その流星の軌跡上で雲のようなものが淡く輝く「流星痕」を観測できることがあります。
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