今年の世界の平均気温は観測史上2番目か3番目の高さになるとの分析を世界気象機関(WMO)が3日、「第25回締約国会議(COP25)」 にて報告しています。今年までの5年間と10年間の平均気温は、いずれも過去最高が確実だと予測しています。 歯止めがきかない地球温暖化の現状を改めて浮き彫りにしました。日本の異常気象にも言及し、熱中症の死者が相次いだほか、温暖化で勢力が強まるとされる台風の豪雨被害が甚大だったと指摘しています。 (WMO)の<ターラス>事務局長は記者会見で「今のペースでは、産業革命前と比べ気温が今世紀末までに3度上昇するとしています。各国は温暖化対策への意欲が低い」と述べ強化を訴えています。