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- <クリムト>「婦人の肖像」発見@リッチオッディ美術館
<クリムト>「婦人の肖像」(画像:AP )
23年前にイタリア北部ピアチェンツァのリッチオッディ美術館から盗まれたと考えられていたオーストリアの画家<グスタフ・クリムト>の名画「婦人の肖像」(1917年)が17日までに同じ美術館の「隠し扉」から発見されています。地元当局が同日、専門家による鑑定で本物だと判明したと発表しました。イタリアメディアは6千万ユーロ(約73億円)の価値があると報じています。
絵は1997年2月に行方不明となりました。美術館の屋根に絵の額縁とひもがあるのが分かり、何者かが夜間に天窓から、かぎ様の器具を付けたひもを垂らし、作品を釣り上げて持ち出したとみられていました。なぜ警報器が作動しなかったのかなど、謎が話題を呼んだ。
ところが先月、庭師が美術館の外壁のツタを取り払っていたところ、職員も知らなかった小さな扉を発見。中のスペースに黒いビニール袋に入った「婦人の肖像」とみられる絵が置いてあるのが見つかり当局が鑑定を進めていました。絵に傷などはなく状態は良好といいます。
「婦人の肖像」は油絵で、行方不明になる前年、イタリアの学生が「婦人」の下に別の少女の絵が描かれていることを発見、「二つのクリムト」として話題になりました。
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