姫路城「太鼓櫓」一般公開
Feb
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「太鼓櫓」は、関ケ原の合戦後に城主となった<池田輝政>が御殿を構えた備前丸の南東に位置し、城の東と南方面ににらみを利かせています。L字形の室内は約50平方メートル。高い防御機能を備え、壁には鉄砲狭間(さま)や石落としが設けられ、窓枠には城内では数少ない鉄格子がはめられています。
江戸時代には「への櫓」と呼ばれていましたが、時刻などを知らせる太鼓を保管していたことから、この名前となっています。建造は、隣接する「りの門」と同じ1599年とされ、石垣の中は盛り土であるため、建物の重さで室内はやや斜めに傾いています。
同じ曲輪(くるわ)内の「帯の櫓」は、城内で最も高い石垣の上にそびえています。かつての御殿の一部が移築されたといわれ、畳敷きの部屋を中庭から見学できます。