国内最古となるスッポンモドキ科と判明した、カメの甲羅の腹側の化石(徳島県立博物館提供)
福井県立恐竜博物館などは10日、徳島県勝浦町の白亜紀前期(約1億3千万年前)の地層で2018年に恐竜の化石と一緒に見つかったカメの甲羅の化石が、国内最古となるスッポンモドキ科(スッポンに似たカメの一種)のものだったと発表しています。
同博物館によりますと、これまで福井県勝山市で見つかった約1億2千万年前のものが国内最古でした。世界的にはタイで見つかった1億3千万~1億4千万年前のものが最古とされ、今回の化石はそれに匹敵する古さになります。
同館は「恐竜など当時の爬虫類がアジアで分布を広げた過程を知る手掛かりとなる」としています。
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