神戸：ファルコンの散歩メモ

政府は２０２０年春の褒章受章者を２８日付で発表ています。受章者は６６０人（うち女性１９０人）と２２団体で、発令は２９日。学問や芸術分野で功績を残した人に贈られる紫綬褒章に、＜藤山直美＞（６１）さんが選ばれています。

＜藤山直美＞（１９５８年１２月２８日～）さんは、人間の心の機微を豊かに表現し、多くの観客に笑いと涙を届けてきた、上方の人情喜劇を支える名優です。

昭和の喜劇界を代表するスター故＜藤山寛美＞（１９２９年６月１５日～１９９０年５月２１日）さんの三女。父の死去後、同じ芝居の道を走り続け、父の年齢を超えました。代表作は舞台『桂春団治』・『喜劇　道頓堀ものがたり』など。２００６年度にはＮＨＫ連続テレビ小説『芋たこなんきん』（原作：田辺聖子・脚本：長川千佳子 ）で主演しています。

笑いを誘う絶妙な間合い、哀愁を漂わせる味わい深い演技で、関西弁で関西の女のいじらしさや強さを体現してきました。一時は初期の乳がん治療のため休養していましたが、２０１８年１０月から舞台に復帰、精力的に活動されています。