新型コロナウイルスの感染拡大により開幕が延期された米大リーグ(MLB)の公式戦について、選手会の<クラーク>専務理事は、「さらなる譲歩は選手側に不公平で、認められないという姿勢は変わらない。残念ながらこれ以上の対話は無駄だ」との声明を出し、大リーグ機構が提示した7月14日開幕の72試合制で、試合数に比例した給与の70%を保証することなどを示したMLBの3度目の提案を拒否したことを明らかにしています。
声明を受けて機構側は「選手会が誠意をもって交渉に応じず失望している。われわれは野球をファンの元に戻すため、最善の選択をする」と発表。
<マンフレッド>コミッショナーはかねて、実施案が合意に至らなかった場合は、日程を大幅に短縮して強行開催の権利を行使するとすでに表明しています。約50試合で、試合数に比例した年俸の支払いとなる見通しです。
機構と選手会は3月に、試合数に応じて今季の報酬を減額することで合意。その後、機構は「観客を入れて開催する場合の取り決めだった」と主張し、無観客での開催案でさらなる報酬削減を求めましたが、選手会は試合数に比例することで合意済みとの立場を崩さず、最後まで平行線をたどり選手会側が応じませんでした。
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