アメリカで最も歴史のある衣料品店「ブルックス・ブラザーズ」(従業員:約4000人)は8日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をデラウェア州の裁判所に申請しました。米メディアが一斉に報道しています。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う店舗閉鎖が打撃になったといいます。
「ブルックス・ブラザーズ」は創業200年を超える老舗。1818年、ニューヨーク・マンハッタンで紳士服店として誕生しました。<リンカーン>や<ケネディ>ら歴代大統領のほか、多くの実業界の大物が愛用したことで知られていますが、近年はビジネス衣料のカジュアル化の流れで主力のスーツ販売が減少し、経営が悪化していました。
同社は北米を中心に世界で約500店舗を展開しています。1979年8月に、初の海外店舗として東京北青山3丁目青山通り沿いの青朋ビル内に旗艦店「青山店」をオープンさせています。新型コロナ危機を受けて約50店の閉鎖を決めており、事業の買い手を見つけ、裁判所の管理下での経営再建を目指します。
新型コロナの影響が色濃くなった3月以降、米国では大手衣料品店や百貨店の経営破綻が相次いでいます。衣料品の「Jクルー」や百貨店の「ニーマン・マーカス」、「JCペニー」などが相次ぎ破綻しています。
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Posted at 2020-07-08 18:21
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Posted at 2020-07-08 19:19
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