極小ロボット「ロビートル」@米南カリフォルニア大学
Aug
21
米南カリフォルニア大学のチームは最新の研究で、この難題に突破口を開いています。研究チームが開発した重さ88ミリグラムの極小ロボット「ロビートル」はメタノールを動力源とし、人工筋肉システムを用いて最大2時間にわたり、前肢で這って進んだり、坂を上ったり、背部に荷物を積んで運んだりすることができます。
本体は全長わずか15ミリで、今回の研究をまとめ学術誌『サイエンス・ロボティクス』に掲載されたた論文の筆頭執筆者であり開発者の<シウフォン・ヤン>氏は「これまで開発された中で最も軽量で小型の自律ロボットの一つ」だと語っています。
問題となるのは、大半のロボットで必要なモーターはそれ自体がかさばる上に電力を必要とするため、バッテリーが必要不可欠ですが、この問題を解決するために、<ヤン>氏と研究チームは液体燃料に基づく人工筋肉システムを開発しています。今回の液体燃料のメタノールは、同じ重さのバッテリーの約10倍ものエネルギーを蓄えているそうです。