米大統領選挙は今月3日の開票開始から4日後の7日朝(日本時間7日夜)になっても、民主党の<ジョー・バイデン>前副大統領(77)、共和党の<ドナルド・トランプ>大統領(74)のいずれも当選を決められない異例の事態となっています。郵便投票の増加で開票に時間がかかっている上、僅差の激戦州も多く、当選に必要な過半数の選挙人獲得を確実にできません。
7日午前6時半(日本時間7日午後8時半)時点の集計によりますと、ペンシルベニア、ノースカロライナ、ジョージア、ネバダ、アラスカの5州では勝敗が決まらず、各候補とも選挙人を得ていません。5州以外で<バイデン>が得た選挙人は264人、<トランプ>214人で、いずれも過半数の270人を確保できていません。
通常の米大統領選なら勝者は投票日の夜か翌日未明に決まっています。当落判明が遅れているのは、今回の選挙が、型破りな政策を続けるトランプ政権への「信任投票」となり、有権者の関心を高めた結果、数える票数が増えたことによるようです。投票率は推定66%と約1世紀ぶりの高さとなっています。
複数の州で大接戦となり、候補者が選挙人の数を積み上げられないことも大きい。5州のうち最大票田のペンシルベニア州でも得票率差は約0・4ポイントで、米メディアは勝敗を判定しかねているようです。
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Posted at 2020-11-07 06:06
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Posted at 2020-11-07 09:14
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