2020年度新藤兼人賞で最終選考に進む監督9名が発表されています。 1996年に設立された「新藤兼人賞」は、プロデューサーたちの観点から将来性のある新人監督を選出する映画賞です。 今年度は、島根県の刑務所内を映したドキュメンタリー『プリズン・サークル』の<坂上香>、先天性脳性まひの女性の成長を描いた 『37セカンズ の<HIKARI>』、衆議院議員<小川淳也>を追ったドキュメンタリー 『なぜ君は総理大臣になれないのか』の<大島新>、PFFアワード2019でグランプリを受賞した 『おばけ』の<中尾広道> が候補となっています。 さらに、<松本穂香>が主演した 『君が世界のはじまり』の<ふくだももこ>、<中村倫也>の主演作 『人数の町の<荒木伸二>』、アイヌの人々がキャストとして参加した 『アイヌモシリ』の<福永壮志>、<仲野太賀>が主演を務める 『泣く子はいねぇが』の<佐藤快磨>、<藤原季節>が主演する『佐々木、イン、マイマイン』(2020年11月27日公開)の<内山拓也>も最終選考に残っています。 金賞および銀賞の受賞者は11月24日に発表。受賞者には、正賞として新藤がデザインしたオリジナルトロフィーが贈られるほか、副賞として金賞には賞金50万円とUDCast賞、銀賞には賞金25万円が贈呈されます。授賞式は12月4日に東京・如水会館で開催予定されています。