今年の読書(101)『笑って生ききる』瀬戸内寂聴(中央公論新社)
Dec
12
本書『笑って生ききる』は、4章の構成になっています。第1章は、現在秘書を務められている<瀬尾真菜舗>さんとの対談を中心に現況を語り、第2章は、<伊藤比呂美>さん、故 <梅原猛> さんがキーマンとして登場、第3章は、<横尾忠則>さん、<小保方晴子>さん、不倫相手だった故<井上光春>の娘 <井上荒野> さんが登場、最終の第4章では、24歳で夫の教え子と不倫し、夫と3歳の長女を棄て家を出て離婚に関してや、51歳での出家への手記でまとめられています。
<瀬戸内寂聴>の著作を一度も読んだことのない読者にも、この一冊で彼女の人生や考え方が大まかに理解できる構成になっていますので、入門書的な一冊として楽しめると思います。