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『DAU. ナターシャ』<イリヤ・フルジャノフスキー/エカテリーナ・エルテリ>監督

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『DAU. ナターシャ』<イリ...
第70回ベルリン映画祭で銀熊賞(芸術貢献賞)を受賞し、1952年の{ソ連全体主義}の社会を完全に再現するべく、40か月間、巨大なセットに集められて撮影されたという『DAU. ナターシャ』の本作の日本版予告編が、公開されています。

<イリヤ・フルジャノフスキー>と<エカテリーナ・エルテリ>が監督を務めた本作は、「ソ連全体主義」の社会を完全に再現する「DAU」プロジェクトの映画第1弾になります。

秘密研究都市にあるカフェで働く主人公「ナターシャ」の目を通して、スターリン体制下の恐るべき監視社会を描いています。予告編には、「ナターシャ」と彼女の同僚「コーリャ」がカフェで働く様子や、研究所に関わる人々が華やかな祝宴を繰り広げる様子などが切り取られています。

ソ連の秘密研究所に併設されたカフェで働く「ナターシャ」は、研究所に滞在していたフランス人科学者と肉体関係を結び、互いに惹かれ合っていきますが、やがてKGB職員にスパイ容疑をかけられ、厳しい追及を受けます。

タイトルの『DAU』は1962年にノーベル物理学賞を受賞したロシアの物理学者の<レフ・ランダウ>が由来。<レフ・ランダウ>は<アインシュタイン>や、シュレーディンガー>と並び称される学者であると同時に、<スターリン>が最高指導者を務めた時代に自由恋愛を信奉し、スターリニズムを批判した罪で逮捕された経歴を持ちます。

主人公の「ナターシャ」役に、同作でスカウトされた新人の<ナターリヤ・ベレジナヤ>が扮しています。

#ブログ #ロシア #映画

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