タイ政府は22日、新型コロナウイルス対策として出している非常事態宣言の期限を今月末から来月末まで1カ月延長することを決めています。延長は10度目となり、感染拡大直後の昨年3月26日に発令された非常事態宣言は、1年以上続くことになりました。 タイでは今月中旬以降、<プラユット>政権に対する抗議デモが再燃しており、非常事態宣言が反政府運動の抑え込みに利用されるのではないかとの見方も出ています。 昨年5月下旬から100日以上、市中感染が確認されなかったタイでは12月中旬に第2波が到来。今年1月下旬には1日の感染者が900人を超えましたが、行動規制を再強化し、今月20日以降は新規感染者が2桁の日が続いています。