<グーグルロゴ>(221)「桂マサ子を称えて」
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女子プロビリヤード選手として有名な<桂マサ子>は、「ビリヤード界のファーストレディ」とも呼ばれ、<グーグロゴ>に登場するほどの有名人なのですが、今回経歴を調べていく中、生年(1913年)と死亡年(1995年)のみが記載され、日付けがないのに驚きました。
<桂マサ子>は、当時極度の男性社会であったプロビリヤード界に女性が進出する先駆けとなりました。最初の師匠は一番上の姉の夫で、次いで日本チャンピオンの<松山金嶺>が師匠でした。<松山>の指導の下、<桂マサ子>は日本でただ一人の女性プロビリヤードプレーヤーになっています。日本では、スリークッション制のビリヤード大会で2位を3回獲得しています。
1950年に在日米軍の陸軍士官と結婚し、1951年に夫と共に渡米、1952年の世界スリークッションチャンピオンシップに特別出場し、10人中7位となっています。<桂マサ子>は世界トーナメントに出場した初の女性となりました。この大会で有名となり、世界チャンピオン8回の<コクラン>、世界チャンピオン51回の<ホッペ>との米国エキシビジョンツアーを行っています。1953年の世界スリークッションチャンピオンシップでは5位、1954年には4位という成績を収めています。
<グーグルロゴ>は、1952年(昭和27年)3月7日のこの日に、国際ビリヤード「世界スリークッションチャンピオンシップ」のタイトルを争う最初の女性として歴史を築いた日に当たります。