9日の東京株式市場で日経平均株価は、前場には米長期金利の高止まりを警戒し値がさのグロース(成長)株が売られ、下げ幅が一時100円を超える場面がありましたが、4日ぶりに反発しています。
前日比284円69銭(0・99%)高の2万9027円94銭で取引を終えています。
米追加経済対策の成立期待や外国為替市場での円安・ドル高進行による企業業績の改善期待から、投資家心理が
上向いたようです。日本時間同日の米株価指数先物が堅調に推移したことも追い風になりました。2万9000円台に回復したのは (3月3日)の終値「2万9559円10銭」 以来になりました。
米議会上院が6日に可決した追加経済対策 が下院で再審議され、今週中にも成立する見通しです。米経済の回復がさらに加速するとの見方が強まり、輸送用機器や鉄鋼、不動産などのバリュー(割安)とされる景気敏感株に買いが入ったようです。
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