新たな小惑星探査に向けて飛行中の探査機「はやぶさ2」について宇宙航空研究開発機構(JAXA)は19日、これまでの旅路で最も太陽に近い場所を無事に通過し、順調に飛行を続けていると発表しています。
「はやぶさ2」は13日、太陽と約1億2000万キロの距離まで最接近。機体は温度が上昇しましたが、太陽に対する角度を工夫するなど慎重な制御を行った結果、問題は生じず、状態は良好だといいます。
小惑星「1998KY26」 には、2031年(令和13年)7月に到着する予定です。
小惑星「リュウグウ」で採取した石や砂などの試料計約5・4グラム は現在、(JAXA)が光学顕微鏡による観察やそれぞれの重量の測定を行っています。全世界で9つの研究チームが、今年6月以降は構造や成分などを調べる初期分析を開始。生命の材料となる有機物や水の有無や、「リュウグウ」の成り立ちを探る研究につなげていきます。
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