9日の東京株式市場で日経平均株価は反発してはじまり、一時3万円を回復しています。米長期金利の上昇一服などを好感して終始堅調に推移したものの、3万円より上値では重さが意識され、終値は前日比59円08銭(0.20%)高の2万8768円06銭で取引を終えています。
8日米国株式市場は上昇で最高値を更新、「S&P総合500種」が終値で最高値を更新しています。週間の新規失業保険申請件数が予想よりも弱く、米国債利回りが低下する中、ハイテクなどグロース株に買いが入りました。
これを受けて日本株は買い優勢で始まり、日経平均は3営業日ぶりに一時3万円を回復しました。ただ、3万円より上値水準は重いとの印象が強く、押せば買い、上がれば売るの状況が続いています。
気が仮な米国長期金利の上昇が一服し、買える環境は整いながらも、4月下旬に本格化する決算発表を見極めたいとの見方があり、決定的な好材料も見当たらず、模様眺めムードが強いようです。
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