北朝鮮が新型コロナ禍の拡大を理由に、東京五輪に続いてカタールW杯アジア予選も参加辞退を決定したようです。北朝鮮は昨年2月にも、韓国の済州島で開催されるサッカー女子の東京五輪アジア最終予選の出場を取りやめています。
韓国のテレビ局「SBS」など韓国メディアが3日に一斉に報道しています。「北朝鮮が来月に韓国で開かれる予定のW杯アジア予選に参加しないとアジアサッカー連盟(AFC)に伝えた。韓国サッカー協会によりますと、北朝鮮サッカー協会は先月30日にAFCへ公式文書を送り、参加辞退を表明したことが確認された」と報じています。
辞退の理由については「新型コロナの懸念のためという内容が含まれている」と同局。北朝鮮はすでに同様の理由で今夏の東京五輪への選手団派遣の見送りを決定しており、国際大会を続けて参加辞退することになりました。
北朝鮮はW杯アジア2次予選で韓国、トルクメニスタン、レバノン、スリランカと同じH組に属しており、6月に残り試合が韓国で集中開催される予定となっています。現在同組で首位トルクメニスタンから勝ち点1差の4位と最終予選進出の可能性を十分に残している中、異例の辞退で、北朝鮮はW杯出場経験もありアジアでは強豪だけに、W杯アジア予選の行方を左右することになりそうです。
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