気が付きませんでしたが路傍に、おそらくきれいに咲き並んでいたと思われるケシ科ケシ属の
【ナガミヒナゲシ】の青い実が沢山熟し始めていました。朱赤色の花が咲いていなければ、見逃していたかもしれません。
「実」の本数かららしますとかなりの群生地のようで、来年の観察に回したいと思います。
野草の【ナガミヒナゲシ】ですが、足が不自由でない頃には、それこそ野山を駆け巡り
<雌しべの柱頭の筋>の観察にいそしんでおりました植物だけに、その後の「実」の観察を怠っていたのは片手落ちでした。
植物名の【ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟)】は、「実」が細長くて3㎝ほどもあるため、長い実のヒナゲシのような花という意味です。この後茶色く熟し、子孫を引き継ぐ状態になっていきます。