10日、ニュヨーク株式市場でダウ平均株価は、(4月30日)以来6日ぶりに反落して、前週末比34ドル94セント(0.10%)安の3万4742ドル82セントで取引を終えています。
午前中には連日の最高値更新が続き、一時300ドル超上昇する場面がみられ3万5000ドルを超えていますが、終盤に急速に伸び悩んでいます。
IT・ハイテク株への戻り売りが強まり、ナスダックは先週末に比べて(2.5%)の大幅安となっています。
先週末に発表の4月の米雇用統計が、予想以上に低かったことにより、市場は(FRB)の早期出口戦略への期待が後退しています。市場は景気回復のペースをより明確にするために今週の米小売売上高や消費者物価指数(CPI)の発表を確認したい状況で午後からは伸び悩みました。
米最大のガソリン・パイプラインの「コロニアル・パイプライン」が、サイバー攻撃で操業を停止しています。これを受けてエネルギー株も前半は上昇していましたが、後半に伸び悩みました。今週末には操業を再開すると発表しています。
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