渋みのある低い声で名優たちの吹き替えを担当してきた声優の<若山弦蔵>さんが5月18日、心不全のため東京都内の自宅で逝去されています。旧樺太1932年9月27日生まれの88歳でした。葬儀・告別式は親族で執り行われています。
1952年にNHK札幌放送劇団に入団し、その後上京。テレビとラジオで多くのドラマに出演した後、洋画の吹き替えで人気を博しました。
独特のせりふ回しと低音の魅力で、『鬼警部アイアンサイド』(1969年4月1日~1975年9月23日)の<レイモンド・バー>、映画『007』シリーズの<ショーン・コネリー>、『スパイ大作戦』(1967年4月8日~1973年9月27日)の<ピーター・グレーブス>らの声を当ててきました。
1969年4月からTBSラジオの番組『パック・イン・ミュージック』を皮切りに多くの番組でディスクジョッキーを長く務めています。テレビ朝日系『暴れん坊将軍』(1978年1月7日~)シリーズのナレーションも印象に残っています。
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