お茶菓子(504)和菓子「天の川」
Jul
6
「七夕」といえば「織姫・彦星が一年に一度だけ天の川を渡って逢瀬ができる」という逸話が有名です。
実はこの逸話の由来は中国最古の詩集『詩経』まで遡ります。日本での「織姫」(織女)と「彦星」(牽牛)の名前がここで初めて登場します。その後中国の六朝時代の詩集『文選』の「古詩十九首」になって悲恋の要素が加わったとされています。
この和菓子「天の川」は、宇宙を淡い青い<求肥>であらわし、銀河系を筋で象徴、「織姫」と「彦星」を色粒で配置、「笹飾り」の葉をあしらっています。上品な白あん、おいしくいただきました。