国による新型コロナウイルスワクチンの供給不足を受け、神戸市が5万人以上の予約を取り消した波紋が広がっています。市や医療機関に問い合わせや苦情が相次ぎ、突然の対応に医療機関の医師らも困惑。
予約受け付けを停止(制限を含む)した自治体が、少なくとも67市区町に上るようです。国によるワクチン供給が7月から減少することが要因。奈良市や宮崎県日南市など再開のめどが立たないとする地域もあり、影響はさらに拡大する可能性もあるとか。
神戸市では2日、新規予約の停止とともに、米ファイザー製の集団接種は6日以降、医療機関での個別接種は12日以降の1回目の予約を取り消すと発表。
急きょ「予約キャンセル連絡センター」を設け、直近の6~8日に予約を入れていた約6200人に電話連絡し、65歳以上には米モデルナ製を使う会場への振り替えなどを案内しています。市には「いつになったら予約できるのか」などの電話が3日だけで約1万3千件あったようです。
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