「漫画界のアカデミー賞」と呼ばれる権威ある漫画賞「第33回ウィル・アイズナーコミック・インダストリー・アワード」(以下アイズナー賞)のオンライン授賞式が(日本時間24日)、アメリカで開催されています。
漫画家<伊藤潤二>が『地獄星レミナ』で「最優秀アジア作品賞」、『地獄星レミナ』『伊藤潤二短編集BEST OF BEST』で「Best Writer / Artist部門」を受賞しています。同年に、別作品で2部門同時受賞は日本人作家初の快挙です。
過去に同賞を複数回受賞した日本人作家は<手塚治虫>、<水木しげる>、<浦沢直樹>、<小池一夫>、<大友克洋>、<松本大洋>です。なお、<伊藤潤二>は、2019年に『フランケンシュタイン』でも「アイズナー賞」を受賞しています。
<伊藤潤二>は、1963年7月31日、岐阜県中津川市生まれ。高校を卒業後、歯科技工士学校に進み歯科技工士となりますが、1986年に朝日ソノラマの少女向けホラー雑誌『月刊ハロウィン』に創設された新人漫画賞「楳図賞」に『富江』を応募、佳作入選した事をきっかけに漫画家デビュー。歯科技工士として働きながら、同誌に作品を発表する生活が続きましたが、3年後に専業漫画家となります。
1998年から小学館『ビッグコミックスピリッツ』で『うずまき』の連載(1998年7号~1999年39号まで不定期連載)を始め、その後『ギョ』、『憂国のラスプーチン』(原作・佐藤優、脚本・長崎尚志)、『溶解教室』、『人間失格』(原作・太宰治)、『幻怪地帯』などの作品を発表しています。
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