猛暑でテニスの試合時間変更@東京五輪
Jul
28
テニスは、選手たちから、昼間の高温多湿のプレーに、不満が続出していました。28日も、午前11時から3回戦を戦った世界2位の<メドベージェフ>(ROC)は、試合中に暑さと湿気で苦悶の表情を浮かべていました。主審がプレー続行かどうかを訪ねると、「死にそうだ。死んだら責任を取れるのか」と怒りを審判にぶつけたことが、報道されていましたが、24日に開幕した時点から、<メドベージェフ>らはスタート時間の変更を申し出ていました。
また、午後11分に始まった女子シングルス準々決勝で、世界42位の<ボンドロウソバ>(チェコ)と対戦した同29位の<バドサ>(スペイン)は、第1セットを落とした時点で、熱中症のような症状で動けなくなり、車いすでコートから運び出されています。
国際オリンピック委員会(IOC)、組織委員会、オリンピック放送局、選手、審判、医療専門家らと協議の結果、ようやく変更の決定を下したようです。また、5種目の残り選手の数や組み合わせを考え、ようやく開始時間を遅らせることが可能になったとしています。
ここでも選手の健康や安全よりも、オリンピック放送局が加わり、放送時間やスポンサー優先の態度が感じ取れてしまいます。